このコピーに出会ったのはもう20年ぐらい前。自分の犬との暮らしは本当にかけがえのないものになりました。
世の中の犬たちがより幸せに暮らしていけるよう、少しでも役に立てたらと思います。
死ぬのが怖いから
飼わないなんて、
言わないで欲しい。おうちを汚すから飼わないというなら、犬はお行儀を身につけることができる。留守がちだから飼わないというなら、犬はけなげにも、孤独と向き合おうと努力するかもしれない。貧乏だから飼わないというなら、犬はきっといっしょに貧乏を楽しんでくれる。
だけど・・・死ぬのがこわいからと言われたら、犬はもうお手上げだ。すべての犬は、永遠じゃない。いつかはいなくなる。でもそれまでは、すごく生きている。すごく生きているよ。
だぶん今日も、日本中の犬たちはすごく生きていて、飼い主たちは、大変であつくるしくって、幸せな時間を共有しているはず。
飼いたいけど飼わないという人がいたら、伝えて欲しい。犬たちは、あなたを悲しませるためにやっては来ない。
あなたを微笑ませるためだけにやってくるのだと。
どこかの神様から、ムクムクしたあったかい命を預かってみるのは、人に与えられた、素朴であって高尚な楽しみでありますよと。
引用:2004年 児島令子